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岡崎 慧佑

RHC Journal

Posted on Apr 01.2020

岡崎 慧佑(おかざき けいすけ)
神奈川県鎌倉市を拠点に活動する陶芸家。

自然物の造形が自由だけれど幾何学であるというところに昔から強い憧れを持ち陶芸家の道へ。幼少期から身近にあった昆虫や樹木、苔むした岩肌といった自然物、 大きな時間の経過により自然物と化した古代壁画の朽ちた表情、それらへの憧れを持ちながら陶芸の技法を試行錯誤した結果、現在の制作活動の形になりました。

木や虫などの自然物が規則的ながらも個体差があるように、彼の作品も一つ一つ表面の模様や発色の個体差があり、 どこか追体験している感覚、自然の一部であるという感覚が感じられます。

釉薬(表面にコーティングするガラス状のもの)を使わない日本古来からある「焼き締め」と成形後に白い泥をかける「化粧掛け」いう技法を応用して作品作りを行っています。「化粧掛け」をベースに独自の表面装飾を施し、独特な質感・模様を出しており、彼の独特のその質感・模様を出すために、通常2回の焼成で完成する陶器より1~2回多く焼成しています。各焼成前・後には、段階別の表面装飾を施し、最後の焼成後には更に細かく磨くことで、見た目の質感とギャップのある滑らかな手触りを作り出しています。

2月8日(土)より、RHC ロンハーマンの20SSのシーズンテーマからイメージし、岡崎氏ならではの感性と技法で作り上げた特別なドライフラワー専用のフラワーベースを発売いたします。



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