RHC ロンハーマンにくると、本当にワクワクしますね——このような言葉をお客さまからいただくと、私たちスタッフは心からうれしくなります。お客さまと私たちの想いがシンクロしていると感じるからです。RHC ロンハーマンは、私たち一人ひとりの「好き」から生まれていると言っても過言ではありません。ファッションはもちろん、カルチャー、音楽、アートやサーフィンなど、日々の暮らしを彩るさまざまなものをギュッと詰め込んでいます。私たちが一番大切にしているのは、お客さまに「RHC ロンハーマンへ行けば、新しい何かがきっと見つかる」と思っていただくこと。皆さまの日常に寄り添いながら、ライフスタイルを豊かにする自分だけの「宝物」を発見していただきたい。そのために、これまでも国内外のまだ広く知られていないブランドや若手のデザイナーを積極的に紹介してきました。

「OKETO」(オケト)のファウンダー兼デザイナー、Natalie Nelson(ナタリー・ネルソン)。20年以上にわたり数々の世界屈指のデニムブランドで、デザイナーとして活躍してきた。「世界中の国々で仕事をしてきて、自分が求めているものを伝えるためには、デニムをより深いレベルまで理解しなければなりませんでした。その経験によって、デニムへの愛情がさらに深まりました」とナタリー
2026年春にスタートしたばかりの「OKETO」(オケト)も、まさにそのようなブランドです。ニューヨークのショールームで出合ったOKETOのデニムは、衝撃的でした。目を引いたのは、フェミニンなデザインながらも、計算された立体的で無駄のないシルエット、そしてデニム生地の上質な表情と確かな品質。まるでアートピースのような美しいデニムです。手がけたデザイナーはNatalie Nelson(ナタリー・ネルソン)。彼女のキャリアを聞いて、その理由がわかりました。ナタリーは、長年デニムデザイナーとして数々の世界有数のデニムブランドで活躍してきたのです。「長年デニムづくりにかかわってきましたが、自分自身の物語や経験を伝えたくて、新しくブランドを立ち上げようと思いました」と、ナタリーはOKETOをスタートさせたきっかけを語ります。

OKETOは、カリブ海で育ったナタリーの記憶と、建築的で長く着られるデザインを融合したデニムブランド。ブランド名は、ナタリーのパートナーの故郷である北カリフォルニアにあるラグーンの名前に由来する。「そのラグーンにひかれたのは、ずっと穏やかな場所であり続けていること。私の故郷であるヴァージン諸島を思い出させてくれます。カリブ海には、人々が人生を楽しむ姿と、常に動き続けるエネルギーがあります。穏やかさの中に鼓動するパワーを秘めたブランドになれればと願いを込めました」
「どのようなブランドをつくればいいのだろうか」。既存のデニムブランドと同じことはしたくないと、長い間悩んでいたナタリーが見つけた答えは、デニムとの原体験にありました。「私はカリブ海にあるヴァージン諸島の小さな島の出身です。父はとても人気のある有名なミュージシャンでした。そのため、我が家にはいつもおしゃれをした女性たちが集まりにぎやかでした。みんな華やかに着飾っていましたが、とてもカジュアルで、いつもデニムを身に着けていました。デニムに美しく鮮やかな色のトップスや、華やかなコスチュームジュエリーを合わせていた姿を思い出したのです」。ナタリーは、デニム業界で多くの女性と出会う中で、「これまでのデニムでは、自分らしく装うことが難しい」と感じている人がとても多いことに気づいていました。そこでデニムを愛する女性たちに向けて、OKETOを立ち上げることにしました。

2026年秋冬コレクションは、カーニバルの祝祭的な躍動感と、その動きを引き締める緊張感を表現。「デニムは約150年にわたって暮らしに寄り添ってきました。その魅力は、原点を守りながら、どのように現代化していくかという点にあります。デニムにとって、歴史や伝統は欠かせません。一方で、スタイルやフィット、色など、新しい手法を試みて現代的にしていくことも大切なんです」
ですが、ウィメンズデニムならではのデザインの難しさに直面しました。「メンズデニムは、一度完成度の高い定番をつくれば、時代を超えて支持されます。ですが、ウィメンズデニムに求められるフィットやはき心地は、女性たちの体形やライフスタイルの変化に合わせて、細やかに見直す必要があります。一方でOKETOが目指すのは、そうした変化にこたえながらも、長く着続けられるタイムレスなデザインです」。流行に左右されずに、はきやすく美しいフォルムを実現し、長年保つためにはどうしたらいいのか。
これまでのナタリーの経験が、その答えを導き出しました。頭に浮かんだのは"architectural"(建築的)と"consistent"(一貫した)の二つの言葉でした。はいたときのフォルムに美しさを生み出すために「建築的」なデザインを採用。「デニムはとてもパーソナルなものです。私たちの代表的なモデル、バレルジーンズは、背が高い人でも低い人でも、意図したバレルシルエットがきちんと生まれます。裾にプリーツを入れることで、サイズを上げても下げてもシルエットが保たれるのです」。また、長年にわたって品質を維持する日本製デニムを使用することで、長くはき込んでもフォルムが崩れない「一貫した」クオリティを実現しました。「日本製のデニム生地は経年変化しても、美しく安定しています。時間とともに自然なアタリや表情が生まれても、色の奥行きがきちんと残るのです。自分のブランドをつくるときには、日本製のデニムを使いたいと、心に決めていました」。

この秋、日本に初上陸するOKETO。RHC ロンハーマンが国内先行発売となる。RHC ロンハーマンとのコラボレーションも世界初のプロジェクト。「OKETOの物語を日本のお客さまに届けられることを、とてもうれしく思います。OKETOが表現するのは、穏やかさの中に魂やエネルギーが息づく世界です。皆さんに、その空気を感じていただきたいですね」
OKETOのデニムにひと目ぼれをした私たちは、その場でコラボレーションしたいとナタリーに相談しました。「そうなることが決まっていたかのような出会いでした。コラボレーションする相手には、同じような価値観を持ち、タイムレスなファッションを愛していることが重要でした。私たちの考え方は、完璧に重なっています。私がRHC ロンハーマンを好きな理由は、トレンドを追いかけていないことです。新しいブランドをサポートする姿勢も、とても素晴らしく、感謝しています」。

デニムの顔ともいえるバックパッチは、OKETOにとってもブランドの象徴。「一般的には革や紙が使われますが、私は刺しゅうで表現しました。オレンジは、夕日や温かさ、サンゴ礁を思わせる、私にとって思い入れがある色です。デザインは『台風の目』をイメージしています。ヴァージン諸島はハリケーンの通り道ですが、台風の目に入った瞬間だけ、不思議な静けさが訪れます。穏やかでありながら、その内側には魂やエネルギーがある。OKETOも、そんな存在でありたいと思っています」
ナタリーは、OKETOとはどんなブランドかと聞かれると、OKETOのデニムをはく女性像が浮かぶそうです。"Grounded. Magnetic. Unapologetic."——地に足がついていて、人を引きつけ、自分らしさを臆することなく表現する女性。「私たちのブランドとデニムは、自分が何者であるかをわかっている女性のためのものです。彼女はファッションを意識していますが、流行を追いかけてはいません。部屋に入った瞬間、その存在感が伝わる女性です」。OKETOをひと言で表すなら"Grounded"、女性の自分らしさに寄り添う存在だと、ナタリーは口にします。RHC ロンハーマンとOKETOのコラボレーションは、この秋、ストアにお目見えする予定です。皆さまの「宝物」の一つになれたらと、私たちもナタリーも願っています。
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Posted on Aug 31.2026
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