ギリシャ人の母とアルバニア人の父が、のんびりとしたより良い生活を求めて移住した、オーストラリアのサンシャインコーストにある小さなビーチタウン。そこでSuzie Kondiは3姉妹の末っ子として生まれ育ちました。
彼女がファッションのキャリアを積むきっかけとなったのは、生地店を営む母親の影響でした。毎日のように店に行っては、欲しいものを伝えていました。母親は「いいわね、私が作ってあげる」と言ってくれました。しかしそれは彼女が望んでいたことではありませんでしたが、自分で作らなければならないという考えを駆り立てたのです。10歳の頃には自分の為に自身でピンクと白のキャンディストライプのショーツを作り、それを穿いて自転車で駆けまわったり、プールに出かけたり自分の好きな時間を過ごしました。彼女はいつも気分が良くなるようなファッションが大好きでした。
数年後、彼女は47フィートのヨットで世界中を航海していた男性と出会い、彼と一緒にアメリカに向けて13ヶ月の航海に出ました。船の上で過ごす時間も編み物の水着を作り過ごしました。
航海後、彼女はNYに拠点を移し、自身の最初のラインを立ち上げ、そして2018年に自身の名を冠したSuzie Kondiをスタートさせました。ブランドを始めるきっかけとなったのは、一日中着ていられて着替える必要のない洋服が欲しいというワードローブに対する想いから、自分自身のために居心地の良いベロア生地で、伝統的なアルバニアの服からインスパイアされたクロップド丈のボリューミーなシルエットのパンツを作ったことでした。子供の送迎時にそれを穿いていたとき、同じ学校へ子供を通わせていた母親たちの間で話題となり、中でも映画監督でもあるひとりの女性の目に留まったのです。
ブランドのモットーは、デザインに汎用性があり、特定のスタイリングがあるのではなく、着る人自身に合った自由でその人らしい表現ができること。もう一つは彼女が洋服をつくる理由である、どんな環境でも着られるということ。朝起きて愛犬の散歩をし、子供を学校に連れて行く朝のルーティンから、仕事とランチ、そしてディナーへ。シーンに合わせて靴や小物は変えても、着替える必要のないデザインがブランドの魅力です。
インスピレーションの源は、今でも彼女の家族が暮らす、生まれ育ったオーストラリアの文化や美しい自然。毎シーズン、自宅を思い出させるような明るさや色彩をコレクションに再現しています。また、父親のアルバニアのルーツや母親のギリシャの遺産に関する要素などを織り込み、アイテム名は彼女に関連のある町や家族の名前を付けることで、家族と彼らの文化を称えています。また、着るシーンやスタイリングは自由でありながら、素材や着心地、フィット、ディテールなどの細部にはたくさんのこだわりが詰め込まれています。
「自分自身のために服を着ると、その人がより素晴らしく見えるでしょう。快適に心をリラックスさせた状態で、自然にSuzie Kondiを纏って欲しい。」彼女はそう語ります。
ブランドが提案するルックブックでのスタイリングはあくまで一つの提案です。デザインを自分の生活に合わせて身に纏うお客様を見た時とき、彼女は最も誇りに思うのです。
2024年3月23日(土)よりSuzie Kondiが日本初上陸、RHC ロンハーマンエクスクルーシブでローンチいたします。
日々のライフスタイルからビーチにも適した柔らかく肌触りの良い上質なテリー素材のコレクションが登場です。快適かつカジュアルでありながら落ち着きがあり、クールにきまるSuzie Kondiのアイテムをぜひお楽しみに。
ONLINE STOREは -こちら-
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Suzie Kondi
RHC Journal
Posted on Mar 16.2024
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